お知らせ

棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒にご注意下さい

消費者庁管轄 独立行政法人国民生活センター より
棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒への注意喚起がされました。

令和になって5年の間に3件の事例が発生しています。

詳細な経緯は明らかになっていませんが、事故が発生しているのは通夜終了後、告別式までの間でご遺族等が寝ずの番を行っている時間帯に発生したと報告されているようです。

葬儀に参列する人々がいる状況ではなく、周囲に人がいない中で故人さまとゆっくり別れを告げる時間を過ごし、棺の中の故人さまに向けて話しかけるなどしている際に事故が起きているものと推測されています。
ご遺族等にとって、葬儀は非日常的な場面であることから、棺の中でドライアイスが気化し、二酸化炭素が充満していることの危険性を認識できていない状況が考えられます。
二酸化炭素は、拡散はするものの、低い場所へ流れてたまるという特性があります。
なので、棺に顔を入れ、故人さまとお話しを長時間続けると二酸化炭素中毒になる可能性が高まってしまいます。

閉鎖空間である棺内では、ドライアイスの設置直後から二酸化炭素濃度が急激に上昇し、20 分後には即時に意識を失う程の濃度になることが分かっております。
意識を失った場合、ひとりだと助けも求められません。

お別れの際は以下の点に気を付けるようによろしくお願いします。

・棺の中に顔を入れないこと
・室内の換気を十分に行うこと
・線香番などで一人にならないこと
・気分が悪くなったらすぐに棺から離れ、異常があれば直ちに 119 番通報を
・不明なことがあれば葬儀業者に確認を

悲しいことが重ならないように、二酸化炭素中毒に注意しながら故人さまとの最期の時間を過ごしていただければと思います。





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