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□これでいいの?葬儀の質問コーナー□ お墓参りはいつ行くもの?作法は? 編

お盆も目前、お墓参りの準備や予定を立てている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は葬儀からは少し脱線しますが、お墓参りの時期、時間や作法などをお伝えしたいと思います。


〇お墓参りに行く時期や時間
お墓参りといえば、お彼岸やお盆というイメージの方が多いと思います。しかし、この時期!と決められているわけではありません。
古くは家の近くなどにお墓があったり、お参りもしやすく、日常の生活の一部の様な存在でした。
現在は遠方に住んでいたり、仕事が忙しく時間が取れないなど、ライフスタイルの変化で、頻繁にお参りすることが出来ず、みんなが集まりやすいお盆やお正月等にお墓参りをするようになったようです。
ご先祖様との時間をご自身のタイミングで取って頂けたらと思います◎
時間も決められているわけではありません。
ただ、お盆に行く場合は暑い時期でもあるので、なるべく涼しい時間帯がお勧めです。
太陽からの日差しが弱い時を狙って、無理せず体調と相談してお出かけください!
そして、できれば2人以上でお参りに行くのを推奨しております!
これは、万が一お墓で倒れた場合、一人だと助けが呼べず、長時間そのまま…という大惨事になる可能性があります。この状況を防ぐためにも、2人以上を念頭においていただければ幸いです。

○お墓参りの作法
実は特別な決まりはありません…!
お参りとは手を合わせて、ご先祖様や大切だった人に感謝や想いを伝える事が目的です。
しかし、最低限のマナーを守ってみんなで気持ちよく行いたいですよね。
基本的な心得や手順、持ち物などをお伝えできればと思います。


*持ち物*
・お花
・手桶
・ひしゃく
・線香
・数珠
・マッチまたはライター
・掃除用バケツ
・スポンジ等掃除用品
・手袋、軍手
・ゴミ袋
・汗拭きタオル、飲み物(水分補給)

手桶やひしゃくは施設によってはない場合があるので用意出来れば良いですね。
お掃除することも重要なお墓参りの目的なので、掃除用品も持っていくとベターです。
草や苔が生えていたり、墓石が汚れていることがあるのですっきり綺麗にして頂けたらと思います。
熱中症などの対策の為に水分補給はしっかり行ってください。体調を最優先にお願いします。


〇手順
掃除⇒お花のお供え⇒(お供え(故人の好物など))⇒線香に火をつけてお供え⇒合掌

※注意事項
故人の好物がお酒だった場合、墓石にかけるのを見たことがあるかと思いますが、墓石が変色する可能性があるためお勧めしません。

●最低限のマナー●
・線香に火をつけた時、火は手で扇いで消しましょう。
 ⇒人間の口は悪業を積みやすく、けがれやすいものなので、仏に供える火を消すには向かないといわれています。
・お花と線香のお供え以外は持ち帰る
⇒食べ物や飲み物をお供えとして置いていくと、カラスなどに食べられ散らかされます。

以上を心に留めておくと、スムーズにお墓参りが出来ると思います。
ご先祖さまや大切だった亡き人の供養をこの機会にぜひお願いします。

家族の幸せを祈って、ご先祖さまと色々な事を分かち合う良い日にして頂ければと思います。
何かわからないことがあればいつでもご連絡ください。こちらへどうぞ。
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監修:1級葬祭ディレクター 吉村

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